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#13 絞りとピントの深い関係 <しくみ編>

2009/09/12 Sat [Edit]

花  

ボクの作品の中には、上の写真のように前後が極端に“ボケ”た写真がよく出てきます。ここで言う“ボケ”とはピントがぼやけているの“ボケ”です。つまりピントが合っていない部分を“ボケ”と呼んでいるわけです。逆に上の写真は、「ピントが合っている範囲が狭い」とも言えます。では、ピントを合う範囲を狭くするためにはどうすればいいでしょう?答えは“絞り”にあります。ということで今回から数回に分けて、ボケ味を生かした撮影方法についてお話してみたいと思います。

絞りのしくみ

“絞り”はレンズの中に組み込まれている薄い金属羽根を重ねてできたおよそ円形の穴のことで、人間で例えると瞳孔と同じ働きをする重要な機構部品です。この穴を大きく開くほど、通過する光の量は多くなり明るく写ります。逆に小さく閉じていると暗くなるといった具合に、穴の大きさを変えることでレンズを通過する光の量を調節することができます。通常、開くことを”開く”、閉じることを”絞る”と言い、「絞り開放」という場合は、そのレンズで開くことのできる最大開放状態のことを指します。

絞り羽根

絞りの単位

写真の世界では、この絞りの大きさを表す単位を「F値(えふち)」と呼び、F2.8、F5.6のようにFを付けて表します。F値は、数字が小さい方を開放状態、大きい方を絞った状態となります。

F 値に使われている数字を見ると、なんでこんな半端な数値なの?ときっと不思議に思われるでしょう。でもこの数字には一定の法則があります。F1の時に絞りを通過する光の量を半分にした場合、F1.4となり、またこの半分ではF2、そのまた半分でF2.8、F4、 F5.6、F8、F11、F16、F22・・・という具合に√2の倍数刻みで表示したものをF値として扱います。また、この倍数刻み1つ分を「1段」と呼び、設定されている現在のF値より露出補正を使って2倍明るくしたい場合は「1段開く」または「+1補正」、逆に1/2の明るさにしたい場合は「1段絞る」または「-1補正」と言い表します。カメラ雑誌などを見ているとこの表現はよく出てくるので、覚えておくといいでしょう。

F値

被写界深度

絞りには光の量を調節する他に、もう一つ大切な役割があります。それが今回の主題でもある「絞りとピントの深い関係」です。

下の写真は、等間隔に配置した乾電池の手前から3本目にピントを合わせた状態で、絞り値を変えて撮影した写真です。(クリックで別ウィンドウ拡大表示)絞った状態ほど手前から奥までピントが合っているのがおわかりいただけるでしょうか。

被写界深度の基本

このように、F値が小さい(開く)ほど、ピントの合う前後距離が狭まり、逆に大きい(絞る)ほど広くなるという性質があります。この手前から奥までピントの合う範囲のことを「被写界深度(ひしゃかいしんど)」と言い、狭いほど「浅い」、広いほど「深い」と言い表します。

初めのうちは絞りの数字が大きい方が、被写界深度が浅いんだっけ?深いんだっけ?と、分からなくなってしまうこともあるでしょう。そんなときは「だいふかしょうあさ」と、呪文のように覚えておきましょう。

下の2枚の写真は、同じ焦点距離(50mm)と、F値(F1.4)で、被写体までの距離をそれぞれ変えて撮影した写真です。[A]は最短撮影距離ギリギリまで寄って撮影したもの。[B]は3mほど離れた場所から撮影した画像を、[A]に近い範囲でトリミングしています。

被写界深度(距離1)
[A]

被写界深度(距離2)
[B]

カメラの設定は同じなのに、被写体までの距離が変わっただけでピントの合う範囲が変わることがおわかりいただけるでしょうか?

このように被写界深度は被写体までの距離やレンズの焦点距離によっても変わってきます。
被写体までの距離が近いほど被写界深度が浅く、遠いほど深くなるという性質があります。また、焦点距離が長いほどその効果は大きくなる。ということも覚えておきましょう。

次回は実際にカメラを操作しながら被写界深度を理解する体験編をお届けしようと思います。

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